映画観た人向け若おかみ感想
映画 若おかみは小学生!をみました
噂に聞いていた通りとても素晴らしい映画だったのでこの素晴らしい作品を作った監督や脚本その他スタッフのインタビューが読みたい!
上映が終わってすぐ売店に駆け込みパンフレットを買ってワクワクしながら開くと一番最初のページがNONSTYLE 井上のインタビューでした。なんで?交通事故コラボか?
そんな素敵な映画若おかみは小学生の感想を綴っていきます。
映画を観た人に向けて投げるのでまだ観てない人は勘弁してください。
曲者揃いの客たちを通して描かれる若おかみの成長譚
○あかねちゃんくん
最初の客からいきなり剣城あきら(キラキラ☆プリキュアアラモードを観ろ)の面影を感じて勝手に笑顔になってしまった。
結局最後まで女の子か男の子かわからなかったんだけどどっち?
親の死という強烈なイベントの余韻が抜けないまま若おかみ修行に放り込まれたおっこの元に、同じイベントを経て心を閉じてしまった客が最初の対戦相手。いきなり苦しい。
最初は客の身勝手な態度に怒ってしまうおっこだったがおばあちゃんに諭され、若おかみとしてお客様のために誠心誠意尽くさないと!と思い夜の街を駆け回りケーキを探し……
という流れかと思ったのですが夜の街を駆け回るおっこは、若おかみとしての振る舞いというよりはおっことしての、同じ境遇で悲しんでいる人を励ましたいという気持ちからくるもののように見えました。
○グローリー 水領
部屋でめちゃめちゃ煙炊いて占いをする美人。お酒こぼすのが最高。煙炊くやつ一回しか出てこなかったけどグローリー様もあんまりしっくりきてなかったのかな。
めっちゃよかったけど他の人の方がもっと良さを語れると思うので割愛。
割愛バンジージャンプ。
○山寺宏一
さて最後の客はどんな曲者だ!?という期待や不安の前に現れたのは…
普っっ通の、本当に普通の、あーこういう人いるよねって感じの人。
味に小さい文句を言ったりするけどそれなりに礼儀もあるし、なにこれ?なんもないの?
でも声が山寺宏一だからな…と身構えてたらやっぱりありましたね、激重ポイントが。
ピンふりの助けも借りながらも若おかみとしてお客様のために様々なおもてなしをこなしていたおっこも、目の前の人間が両親を事故に巻き込んだ張本人だと判明すると、泣き崩れ走り出してしまいます。辛い。
今まで助けてくれた幽霊の友達も呼んでも助けてくれない。辛い。
外に駆け出すおっこ。そこで待っていたのは幽霊ではない、生きた友達。現世で立派に生きている友達。グローリー様。
若おかみとしての技術面はピンふりが、精神面はグローリーが支えてくれる。現世にこんなにも心強い友達がおっこにはいる。おっこは幽霊の補助輪がなくてもやっていけるよ。
手法や細部は違いますがさようならドラえもんの文脈です。
そして関織子は補助輪から卒業すると同時におっこからも卒業してついに立派な若おかみになることができました。泣いた。
あかねちゃんやグローリー様など、明らかにアニメ調のアイコン的な「曲者」ではなくあくまで普通の人間を相手に若おかみとしてのオリジンを完成させるところにとても美しさを感じます。
そして最後のピンふりとの舞踊。
ウリ坊やみよちゃんも踊ってくれる。
まるで一緒に練習していたかのように。
今までピンふりと2人で練習をしていたと思っていたけどそれは見えてなかっただけで本当はずっとおっこと一緒に練習してくれてたんだね。
おっこから見えなくてもずっとおっこの側にいて見守っていたウリ坊とみよちゃん。
2人が未来に帰ってもおっこはやっていけるよ。
ありがとう。
上映が終わりパンフレットも買ったのでそろそろ家に帰ろうかな、、
おっと忘れてた。そういえば仮面ライダーのガチャガチャを回そうと思ってたんだよね。
映画が始まる前はおっさんがずっとやってて回せなかったからな〜。と思ってガチャガチャの前まで行ったら同じおっさんがまだやってたので怖くて逃げちゃった。
花の湯温泉は90分仮面ライダーのガチャガチャをやりつづけるおっさんも拒みません。